事業運営 約9分で読めます

公式サイト公開後にやるべき5つのこと|「作って終わり」を避けるための実践チェックリスト

公開:2026年5月4日

「ようやく公式サイトが完成した」その瞬間は本当に達成感があります。ただし、公開ボタンを押しただけでは、検索からの訪問もSNSからの訪問もほぼゼロです。

公開直後のアクセス記録を見ると「自分と家族しか見ていない」という状態が普通です。

この記事では、フリーランス・個人事業主の方が公開直後の最初の1ヶ月でやっておきたい5つの作業を、具体的な手順と実例つきでまとめました。

結論を先にお伝えします。公開はゴールではなくスタートラインです。最初の1ヶ月で下の5つを実行できるかで、6ヶ月後のサイト訪問者数が10倍違ってきます。


専門用語ミニ辞典(公開後設定でよく出てくる言葉)

公開後の作業では、見慣れない言葉が一気に出てきます。先にざっくり意味を押さえておくと、本文がスッと読めます。

用語ざっくり意味
Search ConsoleGoogleが無料で提供しているサイト管理ツール。「検索で何回表示されたか」「何回クリックされたか」が分かる
GA4(Google Analytics 4)Googleが無料で提供している訪問者分析ツール。「誰が・どのページを・何分見たか」が分かる
インデックスGoogleの検索結果に登録されること。ここに載らないと検索で出てこない
クローラーGoogleの自動巡回ロボット。世界中のサイトを見て回って情報を集める係
サイトマップサイトの目次ファイル。「うちにはこんなページがあります」とGoogleに渡す案内図
プロパティSearch ConsoleやGA4で「1つのサイト」として登録する単位
URLプレフィックス「https://〜」で始まるサイトURLそのもので登録する方式
流入元訪問者がどこ経由で来たか(検索/SNS/直接アクセスなど)

1. Google Search Console にサイトマップを送信する

所要時間:15分・優先度:★★★

公開後、最初にやるべき作業です。これをやらないと、Google検索結果にサイトが載るまで数週間〜数ヶ月かかることがあります。

なぜ必要か

Googleは「クローラー」と呼ばれる自動巡回ロボットを使って、世界中のサイトを巡回しています。集めた情報をもとに検索結果を作っているわけです。新しいサイトはまだロボットに見つけてもらえていないため、認知されるまで時間がかかります。

ここでサイトマップ(サイトの目次ファイル)を送ると、「うちにはこういうページがありますよ」とGoogleに直接お知らせできます。結果、インデックス(検索結果への登録)が早まります。

サイトマップの送信は、Search Console(Googleが無料で出しているサイト管理ツール)から行います。

具体的な手順

  1. Google Search Console を開く
  2. 「プロパティを追加」→「URLプレフィックス」→ 自分のサイトURLを入力する
  3. サイトの所有権の確認(HTMLタグの埋め込み/DNS設定/GA4連携などから1つ選ぶ)
  4. 左メニューから「サイトマップ」を開く
  5. sitemap.xml と入力して「送信」を押す

補足:「HTMLタグ」はサイトに小さな目印を1行貼り付ける方法、「DNS」はドメインの設定欄に1行追加する方法です。どちらか1つで大丈夫です。

basisで制作したサイトは、サイトマップが自動で作られているため、URLを入れるだけで完了します。basisでの制作について詳しくはサービス詳細ページをご覧ください。

⚠️ よくある勘違い:「ホームページを作ったら自動でGoogleに載る」と思っている方は多いですが、半分正解で半分間違いです。こちらから声をかけないと数ヶ月待つことになります。


2. Google Analytics で訪問者の動きを記録し始める

所要時間:30分・優先度:★★★

「アクセスが少ない時こそ記録を始める」が鉄則です。データは時間が経つほど価値が増します。

なぜ必要か

3ヶ月後・半年後に「どのページが伸びているか」「どこから訪問者が来ているか」が分かると、改善の方向性が見えます。最初から記録していないと、後から「あの時のデータがあれば…」と後悔します

Google Analytics(GA4)は、訪問者の動きを記録してくれるGoogle公式の無料ツールです。

最低限の設定項目

項目おすすめ設定
プロパティ作成GA4(Google Analytics 4)を選ぶ
データストリームWeb → サイトURLを入力
イベント計測拡張計測を全てON
Google Signalsデータ収集を有効化(プライバシーポリシーに記載が必要)
内部トラフィック除外自宅・職場のIPアドレスを除外する

補足:「プロパティ」はGA4の中で「1つのサイト」として登録する箱のこと。「Google Signals」は、Googleにログイン中のユーザーの年齢・性別などをざっくり教えてくれる機能です。

1ヶ月後に見るべき3つの数字

  • エンゲージメントセッション数:意味のある滞在をした訪問の数(10秒以上見た/2ページ以上見たなど)
  • 平均エンゲージメント時間:1ページの平均滞在秒数(30秒以上が目安)
  • 流入元(参照元 / メディア):検索/SNS/直接アクセス/他サイトからの紹介、それぞれの内訳

補足:「参照元」は来た人がどこから来たか(例:google/x.com)、「メディア」はどんな手段で来たか(例:organic=自然検索/referral=他サイトのリンク)を表します。

これらが見えてくれば、次の一手が判断しやすくなります。サイト公開後のSEOについてはフリーランス必見、最低限やるべきSEO設定5つも参考にどうぞ。


3. SNSやLINEのプロフィールに公式サイトURLを追加する

所要時間:10分・優先度:★★★

意外と見落とされがちですが、最も簡単で効果が出やすい集客導線です。

更新すべきプロフィール一覧

媒体更新箇所効果
X(旧Twitter)プロフィール「Webサイト」欄クリック数の伸びが見えやすい
Instagramプロフィール「Webサイト」欄リンクスタンプにも展開可能
LINE公式アカウントあいさつメッセージ/リッチメニュー友だち追加直後に届く
Threadsバイオ欄IGと連動して自動反映できる
noteプロフィール「URL」記事末尾の自動リンクで露出が増える
YouTubeチャンネル概要概要欄からの訪問が地味に効く
Facebookプロフィール/ページ「Webサイト」ビジネス紹介欄にも追加
メール署名全送信メールの末尾取引先からの口コミ起点になる

よくある失敗パターン

  • 一部だけ更新:5〜6媒体ある中で1〜2個しか更新しない方が多い
  • 古いURLが残ったまま:旧サイトURLが消えていない
  • http:// のままhttps:// に統一するだけで信頼感が上がる

全媒体を10分でリスト化して一気に更新」が最も効率的です。


4. 既存のお客様・取引先に「公開のお知らせ」を送る

所要時間:1〜2時間・優先度:★★

意外な事実です。最初の訪問者は検索ではなく既知の人脈から来ます

なぜ必要か

公開直後の検索からの訪問はほぼゼロですが、既知の人脈経由なら1日で数十〜数百のアクセスが見込めます。さらに「立ち上げに反応してくれた人」は、応援・紹介・初顧客につながる可能性が高いです。

お知らせの3パターン

パターン1:1対1のメッセージ(最も効果的)

○○さん、お久しぶりです。このたび、事業の公式サイトを公開しました。事業内容を改めてまとめましたので、お時間ある時にご覧いただけたら嬉しいです。引き続きどうぞよろしくお願いします。

送信先:直近1年で連絡を取った既存顧客・パートナー10〜20名

パターン2:SNS投稿(広く軽く)

公式サイトを公開しました。事業内容・料金・お問い合わせまで、これ1枚で完結する設計にしています。「ちゃんと事業をやっています」と胸を張って言えるサイトになりました。

パターン3:メルマガ(既存リスト保有時のみ)

件名「公式サイトを公開しました」で、本文は150〜200字程度。

控えめな配慮も忘れずに

  • 押し売り感を出さない:「ご報告まで」のトーンで
  • 返信不要を明記:「お時間ある時にどうぞ」
  • 頻度は1回限り:何度も送らない

5. 1ヶ月後の「サイト見直し日」を予約する

所要時間:1分・優先度:★★★

「半年後に直そう」と思った時点で、先延ばしのまま放置されがちです。

なぜ必要か

公開直後は気づかなかった問題が、1ヶ月後には見えるようになります。

  • 「このページの言い回しがイマイチ」
  • 「お問い合わせフォームが分かりにくいかも」
  • 「あのお客様の声を追加したい」
  • 「料金表の構成を変えたい」

しかし予定を入れていないと、忙しさに紛れて忘れます

予約方法(30秒)

  1. スマホのカレンダーアプリを開く
  2. 1ヶ月後の同じ曜日(例:5月10日公開なら6月10日)を選ぶ
  3. タイトル:「公式サイト1ヶ月見直し」
  4. 通知:30分前
  5. 説明欄に下のチェックリストをコピペ

1ヶ月見直しチェックリスト

  • アクセス記録の確認(GA4):エンゲージメントセッション数/平均滞在時間/流入元の内訳
  • Search Consoleの確認:インデックス済みページ数/表示・クリック数/検索キーワードTop10
  • コンテンツの違和感チェック:言い回しの古さ/価格やサービス内容の変更/誤字・リンク切れ
  • お問い合わせフォームの動作確認:自分で送信して届くか/自動返信/迷惑メール対策
  • スマホでの見え方確認:自分のスマホで全ページを開いてみる/文字サイズ・タップしやすさ

このチェックを1ヶ月ごとに3回(公開後1・2・3ヶ月)やれば、運用が安定軌道に乗ります。


まとめ:公開はゴールではなくスタート

公開後の1ヶ月でやることをまとめると、こうなります。

#アクション所要時間タイミング
1Search Consoleでサイトマップ送信15分公開当日
2Google Analytics設置30分公開当日〜翌日
3SNS・LINEのプロフィール更新10分公開当日
4既存顧客・取引先への告知1〜2時間公開翌日〜1週間以内
51ヶ月後の見直し日を予約1分公開当日

合計:約3時間で、6ヶ月後の訪問者数が大きく変わります

「サイトを作ったのに誰も見にこない」という状態の8割は、最初の1ヶ月でこの作業をやっていないことが原因です。


basisの月額サポートに含まれるもの

basisで制作したサイトでは、上の1〜2の設定(Search Console・Google Analytics)は初期費用に含まれており、公開時にすべて完了しています。

3〜5は事業者ご自身の判断で進めていただきますが、月額サポート契約を結んでいれば、月次レポートでアクセス記録の要点をお知らせします。

「自分でやる」と「お任せする」を組み合わせて、無理のない運用ができます。サービスの料金や制作の流れについては制作の流れよくある質問もあわせてご確認ください。

サービス詳細を見る →

ヒアリングシートに進む →

basis. start

10分で、
はじめられる。

ヒアリングシート10分・最短2週間で公開。 見積もりまで無料・提出後のキャンセルもOKです。

  • 対面ゼロ
  • 文字で残る
  • 7日間キャンセル可

迷ったらまずLINEで。やり取りはすべて文字で残ります。